詩編65編           2013.11.17

 

 

 

テーマ:全地が神の喜びで満ちる

 

2-5沈黙してあなたに向かい、賛美をささげます。シオンにいます神よ。あなたに満願の献げ物をささげます。 祈りを聞いてくださる神よ すべて肉なるものはあなたのもとに来ます。 罪の数々がわたしを圧倒します。背いたわたしたちを あなたは贖ってくださいます。 いかに幸いなことでしょう あなたに選ばれ、近づけられ あなたの庭に宿る人は。恵みの溢れるあなたの家、聖なる神殿によって わたしたちが満ち足りますように。

 

人が黙ってただ頭を垂れ感謝する姿‥‥ミレーの「晩鐘」、農夫夫婦が夕暮れの中で一日の農作業を無事に終え神に感謝する姿が浮かぶ。自然の中にいると人の一日の営みの深さを感じる。神のもとに帰る時間であり、自分の姿が映し出される時間である。反省し罪が示される時である。主と共に過ごす時間は精神的に満ち足り、恵みの時間となる。沈黙の時間がある生活は地の足をつけ、神と共に一日を歩むことができる。

 

6-9わたしたちの救いの神よ あなたの恐るべき御業が わたしたちへのふさわしい答えでありますように。遠い海、地の果てに至るまで すべてのものがあなたに依り頼みます。

 

御力をもって山々を固く据え 雄々しさを身に帯びておられる方。 大海のどよめき、波のどよめき 諸国の民の騒ぎを鎮める方。 お与えになる多くのしるしを見て 地の果てに住む民は畏れ敬い 朝と夕べの出で立つところには 喜びの歌が響きます。

 

この地球上のすべての生物は神の守りの中で生かされている。昨日早朝5時前、散歩したが真っ暗な世界であった。空は満天の星がキラキラと輝き美しい。5時半頃になると、東の空が黒からうっすら紺色に染まる。そして徐々に青に、水色、白、オレンジへにわり、星が空に溶けて行く。そして数分後東の空が広範囲にオレンジ、赤となる。それと共に紺、青色の空が徐々に上方へ押し上げられる。「朝の出で立つところ」(9節)である。厳粛であり、厳かであり、神々しい。地球は神の支配のもとで一日が始まり、一日が終わる。この繰り返しである。

 

10-14あなたは地に臨んで水を与え 豊かさを加えられます。神の水路は水をたたえ、地は穀物を備えます。あなたがそのように地を備え 畝を潤し、土をならし 豊かな雨を注いで柔らかにし 芽生えたものを祝福してくださるからです。 あなたは豊作の年を冠として地に授けられます。あなたの過ぎ行かれる跡には油が滴っています。 荒れ野の原にも滴り どの丘も喜びを帯とし 牧場は羊の群れに装われ 谷は麦に覆われています。ものみな歌い、喜びの叫びをあげています。

 

神は地上に雨を降らせ水を供給され、川が満たされ周辺の田畑が緑に覆われ、豊かな恵みを実らせ植物、動物を養ってくださる。地上至るところに、荒野にも、丘にも、牧場にも、谷にも神の恵みで満たしてくださる。神を覚える者は皆、あなたに感謝し喜びの声あげ讃えます。人を養ってくださる食べ物は、神が創造された地上の大自然から供給される。天地創造の主である神を賛美せずにはいられない。

 

まとめとして

 

 毎日の食べ物は土、水、太陽により、また、農家、酪農家、漁師など自然に向き合って労働する人々により市場に家庭に供給される。命の源をたどれば天地を創造された神にたどる。このことを覚え日々神の前に立ち、神を畏れ自身の罪を示され小さき者であるこを忘れず謙遜に生活したい。